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「既卒 求人」で検索しても、出てくるのは求人サイトの検索結果ページばかり。肝心の「どこを探せば、どんな求人があるのか」の全体像は、誰も教えてくれません。
この記事では、2026年9月に20業界231社の採用要項と既卒向けサービス8社を実測した結果をもとに、既卒求人の「探し場所5つ」と、それぞれで見つかる求人の中身を整理します。結論から言うと、大手企業の既卒可求人は求人サイトにはほぼ出てきません。探し場所を間違えると、存在する求人が「ない」ように見えてしまいます。
この記事でわかること
- 既卒求人の探し場所5チャネルと、それぞれにある求人の中身
- 既卒求人の3タイプ(新卒枠・中途ポテンシャル・既卒専門媒体)の使い分け
- 2026年9月時点で応募できる大手の既卒可求人
目次
結論:既卒求人の探し場所は5つ。目的で使い分ける
既卒が使える求人チャネルは大きく5つあります。「どこにどんな求人があるか」を最初に知っておくと、無駄打ちがなくなります。
| 探し場所 | そこにある求人 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ①企業の新卒採用マイページ | 大手本体の既卒可枠(本命)。実測231社中92社が職歴あり既卒にも開放 | 大手・有名企業を狙う人全員 |
| ②新卒向け就活ナビ(マイナビ・リクナビ) | 「既卒可」フラグ付きの新卒求人。大手の入口を検索で探せる | ①の応募先探しの入口として全員 |
| ③既卒特化ナビ・エージェント(Re就活・マイナビジョブ20'sなど) | 大手グループ子会社・優良中堅の求人+選考対策。大手本体の求人は実測0件 | 対策の伴走が欲しい人・中堅も視野の人 |
| ④中途求人サイト(doda・マイナビ転職など) | 「未経験歓迎・第二新卒歓迎」の中途求人。営業・サポート職が中心 | 職歴があり中途ルートも併走したい人 |
| ⑤新卒応援ハローワーク | 公的機関の無料支援+地元求人。卒業後おおむね3年以内が対象 | 地元就職・対面サポート希望の人 |
調査の方法:2026年9月3日〜24日に、20業界231社の新卒採用要項と、既卒向けエージェント・ナビ8サービスの公開情報を実測しました。求人は入れ替わりが早いため、応募前に必ず最新情報を確認してください。
「既卒求人」の中身は3タイプ——大手本体があるのは1つだけ
探し場所の前に、求人そのものの構造を知っておくと迷いません。既卒が応募できる求人は、性質の違う3タイプに分かれます。
| タイプ | 中身 | 大手本体の求人 |
|---|---|---|
| タイプ1:新卒枠の既卒応募 | 新卒採用に既卒としてエントリー。研修・処遇は新卒と同じ | ◎ ここにしかない |
| タイプ2:中途のポテンシャル採用 | 「未経験歓迎」「第二新卒歓迎」の中途求人 | △ 本体はまれ。グループ子会社が中心 |
| タイプ3:既卒専門媒体の紹介求人 | 既卒特化エージェント・ナビ経由の紹介 | × 実測8サービスで本体求人0件 |
つまり、「大手の既卒求人が見つからない」のは存在しないからではなく、タイプ1(新卒枠)に置かれているからです。求人サイトだけ眺めていても、永遠に出会えません。どの大手が新卒枠を既卒に開いているかは、20業界231社の実測一覧にまとめています。
【2026年9月時点】今応募できる大手の既卒可求人(実測)
「探せばある」の証拠として、調査時点で受付中を確認できた大手の枠を締切順に挙げます。
| 企業・枠 | 締切 | 既卒の条件 | 給与の目安 |
|---|---|---|---|
| マネーフォワード|エンジニア職 | 第1締切 9/27(以降 10/18・11/8・11/29・12/20) | 既卒可・正社員経験なし限定 | 月50.0万円〜(固定残業45h+深夜40h分込み) |
| サイバーエージェント|ビジネスコース | 9/28 受付開始(登録は2027/3/31正午まで) | 既卒可・実務経験不問・年齢条件なし | 月42.0万円(年俸制504万円) |
| 大阪ガス|新卒採用 | 27卒 ES締切 9/30/28卒も開始 | 卒業後約2年半まで・年齢不問 | 月25.5万円(家賃補助込み最大27.5万円) |
| 講談社|海外在住者採用 | ES締切 10/13 正午 | 実質29歳まで・就業中も応募可 | 月28.1万円(賞与年4回) |
| 東京メトロ|社会人採用 | 10/16 正午 | 高卒以上・35歳前後まで・実務経験不問 | 月24.4万円〜 |
| JR東日本|地域総合職(第4回) | 10/19 | 卒業後3年まで | 月26.0〜29.5万円 |
| 電通|総合職 冬選考 | 10/16 受付開始 〜 11/6 正午 | 入社時30歳未満・学歴不問 | 月35.6万円 |
| ファーストリテイリング|グローバルリーダー職 | 通年(締切なし) | 卒業後3年以内が目安・新卒/中途を問わない | 月37.0万円(残業代別途) |
| ソフトバンク|ユニバーサル採用 | 通年 | 入社時30歳未満 | 月30.6万円〜(残業代別途) |
| 清水建設|セミキャリア採用 | 通年(毎月1日入社) | 30歳未満なら応募可 | 求人票ごとに提示 |
| オープンハウス|総合職Sales | 随時 | 全学部全学科 | 月40.0万円(固定残業42h分込み) |
| 読売新聞社|27年4月入社 | 受付中(締切はマイページ通知) | 新卒・既卒・社会人歓迎 | 月32.0万円〜+住宅補助上限5万円 |
締切・受付状況は2026年9月24日の実測値です。応募前に必ず各社の公式ページで最新の要項を確認してください。詳細な条件・給与は一覧記事にあります。
「既卒特化エージェント」は、どの探し場所の代わりになるか
5つの探し場所のうち、③既卒特化エージェントだけは中身がわかりにくいので補足します。
| できること | できないこと |
|---|---|
| 中小・中堅の未経験歓迎求人の紹介 | 大手本体の新卒枠への応募(12枠中11枠が直接応募のみ) |
| 書類の添削、面接の練習 | 要項に「正社員経験なし限定」とある枠の代理応募 |
| 不採用の理由のフィードバック | 応募先を自分で決める手間の省略(結局は自分で選ぶ) |
つまり①公式マイページ(大手本体)の代わりにはなりません。併用するものです。この記事の締切表は自分で管理しつつ、対策と中小ルートをエージェントに任せる、という形になります。
既卒が対象に入っているサービス
第二新卒エージェントneo(ネオキャリア)——対象に「第二新卒・既卒・フリーター・中退・高卒」と明記。不採用理由のフィードバックがあります。
UZUZ既卒(ウズウズ)——既卒・フリーター専用。面談時間を長く取る方針を公表しています。
※アフィリエイト広告です。上の締切表にある12枠は、どちらのサービスからも応募できません(唯一の例外は東京メトロ)。自分で直接応募してください。
既卒求人票の読み方——見るべき5点
231社の要項と27件の求人票を読み比べてわかった、確認必須の5点です。
求人票チェックリスト
- 既卒可の明記:「既卒可」「卒業された方も応募可」の文言があるか(なければ問い合わせ)
- 職歴条項:「正社員としての就業経験がない方」の一文があるか。あれば職歴ありは対象外
- 年数・年齢の上限:「卒業後3年以内」「30歳未満」など。自分が入るか必ず計算
- 給与の内訳:固定残業代込みか(例:月40万円=固定残業42時間分込み)、手当込みか
- 応募経路:大手の既卒枠は公式マイページ直接応募が原則(実測12枠中11枠がエージェント経由不可)
探し方の実践手順——週1回・30分のルーチンにする
簡単な流れ
- 行きたい会社を10〜20社リスト化する(業界別一覧の「職歴があっても可」「職歴なしのみ」から選ぶと早い)
- 各社の新卒採用マイページに登録する(募集開始・締切の通知が届く状態を作る)
- 締切をカレンダーに入れる(既卒就活は「実力で落ちる」前に「時限で落ちる」のを防ぐ)
- 週1回、マイナビ・リクナビの「既卒可」検索と中途サイトの「未経験歓迎」を巡回して新着を拾う
- 対策の壁打ちが欲しければ既卒特化エージェントを併用する(大手本体はあくまで直接応募)
最新情報をLINEで受け取る
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よくある質問
Q. そもそも「既卒求人」とはどんな求人ですか?
「既卒向け」と銘打った特別な求人があるわけではなく、実態は①既卒の応募を受け付けている新卒採用枠、②未経験歓迎の中途求人、③既卒特化サービスの紹介求人の3タイプの総称です。大手本体の求人は①にしか存在しないため、大手志望なら新卒採用マイページを起点に探すのが正解です。
Q. ハローワークで既卒求人を探すのはありですか?
ありです。特に「新卒応援ハローワーク」は卒業後おおむね3年以内の既卒を対象にした公的窓口で、無料の個別支援(書類添削・面接練習・求人紹介)が受けられます。地元企業の求人に強い一方、大手本体の枠は各社の直接応募が基本という構造は同じなので、併用が前提です。
Q. 求人サイトの「既卒歓迎」求人だけ見ていればいいですか?
それだけでは不十分です。求人サイトに出るのは中途求人(タイプ2)が中心で、大手本体の新卒枠(タイプ1)は求人サイトには載りません。「既卒歓迎」の検索結果に大手が見当たらないのは、探す場所が違うだけです。
Q. 既卒は就活サイトと転職サイト、どちらを使うべきですか?
職歴なしの既卒は就活サイト(新卒ナビ)が主戦場、職歴ありの既卒は両方の併用が基本です。職歴なしで転職サイトを使うと「経験者向け求人の海」で消耗しがちです。逆に職歴ありなら、新卒枠(年齢基準型・卒後年数型の会社)と中途の未経験歓迎枠の両にらみが最も間口が広くなります。
まとめ:求人は「ない」のではなく「置き場所が違う」
この記事の要点
- 既卒求人の探し場所は5つ(新卒マイページ・就活ナビ・既卒特化・中途サイト・新卒応援ハローワーク)
- 大手本体の求人は「新卒枠」にしかない。求人サイトや既卒エージェントには出てこない(実測)
- 2026年9月時点でも応募できる大手の枠は複数ある(締切は10月中旬に集中)
- 求人票は「既卒可・職歴条項・年数上限・給与内訳・応募経路」の5点で読む
- マイページ登録+締切カレンダー化+週1巡回のルーチンで、見逃しをなくす
探し場所さえ合っていれば、既卒の求人は思っているより多く見つかります。まずは既卒に開いている大手231社の一覧から、応募先リストを作るところから始めてください。