既卒

マイナビ・リクナビは既卒でも使える。ただし大手の96社はそこに出ていなかった【2026年9月】

この記事を書いた人

kota

kota(キソオテ運営者)

人材ベンチャーで20〜30代前半に特化した転職エージェントの集客責任者を務めたのち、既卒・ニート・フリーター領域のWebメディア責任者を担当。詳しいプロフィール

記事で解決しない個別の疑問は公式LINE(無料)で直接お答えします。

※本記事にはプロモーションが含まれます

既卒でもマイナビやリクナビは使えるのか。結論から言うと、使えます。既卒向けの求人もきちんと用意されています。

ただし、大手231社の応募窓口を1社ずつ調べたところ、ナビに載っていない会社のほうがずっと多いという結果になりました。さらに、ナビでは応募受付が止まっているのに、公式サイトでは受付が続いていた会社が13社ありました。

この記事でわかること

  • マイナビとリクナビに、既卒向けの求人が何件あるか
  • 大手154社の応募窓口のうち、ナビが入っていたのは何社か
  • ナビが「受付終了」でも公式では受付中だった13社の実名
  • ナビの「既卒可」を鵜呑みにできない理由
  • ナビと公式サイトの使い分けの手順

先に結論:ナビは使える。ただし大手の96社はナビに出ていない

231社のうち、応募窓口がどこかを公式サイトで確認できたのは154社でした。この154社の窓口を分類すると、こうなります。

応募窓口社数
公式サイト・自社マイページのみ90社
公式サイトとマイナビ・リクナビの両方51社
マイナビ・リクナビのみ7社
メール・電話など6社

マイナビかリクナビに窓口があったのは58社です。残る96社は、ナビをいくら検索しても出てきません。公式サイトを直接開くしかない会社です。

つまり、ナビを使うなという話ではなく、ナビだけで完結させると、選べる大手が3分の1近くまで減るということです。

調査方法:20業界231社の採用ページ・募集要項を1社ずつ読み、応募資格・応募窓口・締切を記録しました(2026年9月時点)。応募窓口が公開情報から確認できなかった77社は、上の集計から外しています。

マイナビとリクナビに、既卒の求人はどれくらいあるか

まず、ナビ側が既卒をどう扱っているかを確認します。どちらも既卒者を受け入れる仕組みを持っています。

マイナビ2027リクナビ2027
既卒向けの入口既卒者特集のページがあるキーワード検索で絞り込む
掲載数1,139件(既卒からのエントリーを積極的に受け付けている企業)422件以上(キーワード「既卒」の検索結果)
絞り込み業種8カテゴリ・勤務地47都道府県+海外キーワードと通常の検索条件
費用無料無料

1,000社を超えていると聞くと十分に思えますが、これは大手も中小もすべて含んだ数です。この中に、自分が入りたい大手が入っているとは限りません。

実際、次の章で見るとおり、大手のほうは公式サイトに窓口を置いているケースが圧倒的に多くなっています。

ナビが「受付終了」でも、公式では受付中だった13社

この記事でいちばん伝えたいのがここです。

ナビの企業ページには「現在、応募受付を停止しています」と表示されているのに、同じ会社の公式採用サイトを開くと、エントリーが受け付けられていたという会社が13社ありました。いずれも、既卒の受け入れを公式サイトで確認できた会社です。

企業名ナビでの表示公式サイトの状況既卒の条件
ホンダマイナビ経由は停止マイページの導線が生存2023年4月〜2026年3月に卒業
キヤノン全14コース受付終了マイページのエントリー受付中卒業年の上限を切っていない
リコーマイナビ2027は受付停止2028年4月入社の採用を募集中2025年4月以降に卒業
東京エレクトロンマイナビ2027は受付停止2025年4月頃から随時受付卒業後3年以内・就業経験なし
兼松マイナビ経由は停止マイページ開設中既卒可・正社員経験なし
東京海上日動マイナビは停止表示マイページの新規登録は受付中既卒可・就業経験の制限なし
三井住友カードマイナビは応募受付停止次年度のエントリー導線ありナビに既卒可の表記
鹿島建設27卒はマイナビで終了28卒の受付を開始済み2023年4月〜2026年3月卒・正社員経験なし
アサヒグループ全7コース応募受付終了28卒のエントリー導線あり就業経験のある方は対象外
山崎製パン27卒の新規募集は終了27卒・28卒の導線あり2024年3月以降卒・就業経験は問わない
日清食品マイナビは受付停止27卒・28卒のマイページ導線あり卒業後3年以内・就業経験なし
中外製薬全コース応募受付終了28卒マイページの受付を開始済み2024年3月以降卒・就業経験なし
藤田観光マイナビ27は受付停止自社マイページで説明会・選考受付中2025年3月以降卒・第二新卒も可

確認時点は2026年9月12日から9月24日です。募集の状況は変わるので、応募の前に各社の公式サイトで最新の表示を確認してください。

公式サイトには、こう書かれている

ナビの一覧には出てこない条件が、公式の募集要項には書かれています。上の13社から3社を抜き出します。

企業名公式サイトの応募資格(要旨)読み取れること
キヤノン2027年4月〜2028年3月に卒業・修了見込みの方、もしくは、それ以前に卒業、修了している方卒業年に下限だけあって上限がない。卒後5年でも資格を満たす
山崎製パン2024年3月以降に4年制大学・大学院を卒業・修了された方。既卒の場合は、就業経験の有無は問いません正社員として働いた経験があっても応募できる
東京エレクトロン2027年3月卒業予定者および既卒者(卒業後3年以内)。卒業後3年以上または職歴がある方はキャリア採用へ3年を超えた人・職歴のある人の行き先まで書いてある

3社とも条件がまったく違います。ナビに並んだ「既卒可」のマークだけでは、この差は見えません。公式サイトを開く価値は、募集しているかどうかの確認だけでなく、この条件を読むことにもあります。

なぜこうなるのか

ナビへの掲載には、会社が掲載料を払っています。掲載の契約期間が終われば、募集が続いていても表示は止まります。また、前の年度の採用を終えて次の年度に切り替えるとき、ナビの更新は後回しになりがちです。

会社は嘘をついていません。ナビの表示が、会社の実際の募集状況より遅れているだけです。

ここで失うもの

ナビで「受付終了」を見て諦めると、本当は応募できた13社を自分で消してしまうことになります。気になる会社は、ナビの表示にかかわらず、社名で検索して公式の採用サイトを開いてください。開くのに1分もかかりません。

逆に、ナビだけが窓口だった7社

公式サイトに応募の導線がなく、マイナビかリクナビからしか応募できなかった会社もあります。7社でした。

企業名2026年9月時点既卒の条件
みずほフィナンシャルグループエントリー受付中既卒可(職歴の扱いは記載なし)
ドン・キホーテ(パン・パシフィック)エントリー受付中就業経験なし限定
くら寿司エントリー受付中就業経験なし限定
すかいらーくホールディングスエントリー受付中就業経験なし限定
吉野家ホールディングスエントリー受付中就業経験なし限定
モスフードサービス受付停止就業経験なし限定
ロジスティード受付終了(次年度はナビで受付)既卒可

7社のうち5社は、この時点でまだ受付中でした。この5社に応募したいなら、ナビへの登録は必須です。公式サイトを見ても応募ボタンがありません。

ナビを使うか使わないかではなく、行きたい会社の窓口がどちらにあるかで決まるということです。

マイナビとリクナビ、大手を狙うならどちらか

両方に登録すべきだと書かれていることが多いですが、大手の既卒枠に限って言えば、差はかなりはっきりしています。

大手154社のうち、窓口になっていた社数
マイナビ57社
リクナビ5社
両方に窓口があった4社
リクナビだけに窓口があった1社

リクナビにしか窓口がなかったのは、三菱UFJ銀行の1社だけでした。残る4社(信越化学工業、サイゼリヤ、リゾートトラスト、ルートインジャパン)は、マイナビにも公式サイトにも導線があります。

つまり、大手の既卒枠を探す目的なら、まずマイナビです。リクナビを足しても増えるのは実質1社です。両方に登録して両方の通知を追うより、マイナビ1つと公式サイトの巡回に時間を使ったほうが効率が上がります。

これは大手231社を対象にした集計です。中小企業まで含めればリクナビにも多くの求人があります。あくまで「大手の既卒枠を探すなら」という条件での話です。

ナビが効く業界と、まったく効かない業界がある

窓口の集計を業界ごとに分けると、偏りがはっきり出ました。母数が6社以上ある業界だけを並べます。

業界ナビに窓口があった会社割合
食品・飲料10社中9社90%
旅行・ホテル10社中9社90%
小売10社中8社80%
金融(銀行・証券・保険)11社中8社73%
外食10社中6社60%
物流・海運10社中6社60%
化学・消費財10社中5社50%
電機・精密10社中2社20%
製薬・医療機器10社中2社20%
ゲーム・エンタメ10社中2社20%
金融(信託・政府系・カード)10社中1社10%
メーカー11社中0社0%
重工・機械10社中0社0%
商社6社中0社0%
広告・マスコミ6社中0社0%

食品・飲料と旅行・ホテルは、10社のうち9社にナビの窓口がありました。この業界を志望するなら、ナビに登録する価値があります。

一方で、メーカー、重工・機械、商社、広告・マスコミは、窓口を確認できた範囲で1社もナビに出ていませんでした。この4業界を志望している人がナビを何時間検索しても、探している会社は出てきません。

広告・マスコミとインフラは、既卒の受け入れ率が100%(それぞれ11社中11社)だった業界です。受け入れてはいるが、ナビには出していない。この2つが同時に成り立っているので、公式サイトを開かないかぎり気づけません。

志望業界ごとの動き方

  • 食品・飲料/旅行・ホテル/小売/金融を狙う:マイナビに登録して、そこから探す
  • メーカー/重工・機械/商社/広告・マスコミを狙う:ナビは使わず、社名で検索して公式サイトを直接開く
  • どちらも見ている:先に公式サイトを開き、導線がない会社だけナビで探す

ナビの「既卒可」を鵜呑みにできない理由

マイナビは、既卒者をこう定義しています。

学校を卒業してから社員としての就業経験がない人。卒業後1〜3年の範囲に限定される場合が多い。ただし決まった定義はないため、応募前に企業に確認することがすすめられている(マイナビ2027の用語解説より)。

ここに書かれているとおり、既卒に決まった定義はありません。だから「既卒可」という表示の中身は、会社によってばらばらです。231社を調べると、実態はこうなっていました。

実際の条件社数意味
就労経験を問わない92社アルバイトでも正社員でも応募できる
正社員経験なしに限る91社一度でも正社員になると応募できない
卒業からの年数に上限なし40社卒後5年でも応募資格を満たす
卒業後3年以内71社4年目から対象外になる

同じ「既卒可」でも、正社員経験がある人を受け入れる会社と、受け入れない会社が、ほぼ同じ数だけあります。ナビの一覧に出ている既卒可のマークだけでは、自分が対象かどうかわかりません。

確認するのは1か所だけです。会社の募集要項にある応募資格の欄を開いて、次の2つを見てください。

見る場所書かれている例意味
就業経験について就業経験のない方に限る正社員経験があると対象外
就業経験の有無は問いません職歴があっても応募できる
卒業年について2024年3月以降に卒業そこから逆算して3年以内
それ以前に卒業・修了している方年数の上限なし

ナビと公式サイトの使い分け

ここまでの結果をまとめると、順番はこうなります。

順番やること理由
1行きたい会社を10社ほど書き出す検索で偶然出会うより速い
2社名で検索して公式の採用ページを開く大手の窓口の9割はここにある
3応募資格の就業経験と卒業年を見る既卒可の中身が会社ごとに違う
4公式に導線がなければナビを見るナビだけが窓口の会社が7社ある
5ナビの既卒者特集で候補を足す中堅・中小の選択肢が増える

ナビから入ると、どうしても「掲載されている中から選ぶ」形になります。会社を先に決めて、そのあと窓口を探す。この順番にするだけで、見える選択肢が3倍近くになります。

ナビにも公式にも見つからないとき

希望する業界で募集が見つからない時期もあります。大手の既卒枠は年に1回しかないので、締切を過ぎると次は翌年です。

その期間を埋めるなら、中小やベンチャーの求人を扱うエージェントを1社だけ持っておくと、待っている間の選択肢ができます。費用はかかりません。

第二新卒エージェントneo

公式サイトに、対象として「第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーター」と書かれています。面談は東京・大阪・名古屋・福岡の4拠点とWEBから選べます。

  • できること:書類の添削、面接対策、中小・ベンチャーの求人紹介(無料)
  • できないこと:この記事に出てくる大手の枠への応募。そちらは公式マイページかナビから自分で出す必要があります

第二新卒エージェントneoの公式サイトを見る(無料)

ナビで既卒の求人を探すときの操作

ナビを使うと決めたら、次の3つを押さえてください。どれも無料です。

① マイナビは既卒者特集から入る

マイナビには既卒者向けの特集ページがあり、既卒からのエントリーを積極的に受け付けている企業が1,139件まとまっています。業種8カテゴリと、全国47都道府県+海外で絞り込めます。

通常の検索から入ると卒業見込みの学生向けの求人が混ざるので、特集ページから入るほうが早いです。

② リクナビはキーワードで絞る

リクナビには既卒専用の特集がないので、キーワード検索を使います。「既卒」で検索すると422件以上がヒットします。

ヒットした求人でも、応募資格に卒業見込みのみと書かれていることがあります。検索でヒットしたことと、応募できることは別です。必ず募集要項まで開いてください。

③ 登録する卒業年を間違えない

ナビはサイトが卒業年ごとに分かれています。2027年3月卒業予定の学生向けがマイナビ2027・リクナビ2027です。

既卒の場合、いま動いている年度のサイトに登録することになります。企業側が次の年度に切り替えていると、古い年度のサイトでは受付が止まって見えます。1つ先の年度のサイトも開いて、両方を見比べてください。この記事の13社は、まさにその切り替えの途中で見つかったものです。

よくある質問

卒業して4年目ですが、ナビから応募できますか

会社によります。231社のうち、卒業からの年数に上限を設けていなかった会社が40社ありました。この40社は4年目でも5年目でも資格を満たします。

一方、卒業後3年以内と区切っている会社が71社あります。ナビの検索結果の一覧では、この区別がつきません。気になる会社の募集要項まで開いて、卒業年の条件を確認してください。

アルバイト経験があると、既卒枠には応募できませんか

応募できる会社のほうが多いです。応募資格に条件を書いていた会社のうち91社は「正社員としての就業経験がない方」という書き方でした。アルバイトや契約社員は正社員ではないので、この91社の対象に入ります。

ただし、まれに「就業経験のない方」とだけ書かれている場合があります。この書き方だとアルバイトが含まれるかが読み取れないので、会社に問い合わせるのが確実です。

マイナビとリクナビ、両方に登録すべきですか

大手を狙うなら、マイナビだけで足ります。大手154社の窓口を数えると、マイナビが57社、リクナビが5社で、リクナビにしか窓口がなかったのは1社だけでした。

両方に登録すると、企業からのメールも2倍になります。追いきれなくなるくらいなら、マイナビ1つに絞って、余った時間を公式サイトの確認に回すほうが成果につながります。

新卒向けのナビを既卒が使うと、選考で不利になりますか

応募の入口による有利不利は、募集要項からは読み取れませんでした。231社の要項に、応募経路によって扱いを変えるという記載はありません。

ただし、キヤノンのように新卒者と同じ労働条件で採用すると明記している会社があります。気になるなら、そう書いてある会社から受けるという選び方はできます。

ナビで「受付終了」と出ていたら、本当に終わりですか

終わりとは限りません。この記事で挙げた13社は、ナビでは停止表示なのに公式サイトでは受付が続いていた会社です。

掲載の契約が切れた、次の年度に切り替えた、といった会社側の事情で表示は止まります。諦める前に、社名で検索して公式の採用ページを開いてください。

まとめ:ナビは補助、本命は公式サイト

この記事の要点

  • マイナビ2027の既卒者特集は1,139件、リクナビ2027の既卒検索は422件以上。既卒でも使える
  • ただし大手154社のうち、ナビに窓口があったのは58社。96社は公式サイトにしかない
  • ナビが受付停止でも、公式では受付が続いていた会社が13社あった
  • 逆に、ナビだけが窓口だった会社も7社ある(うち5社は受付中)
  • 既卒可の中身は会社ごとに違う。就業経験と卒業年の2か所を必ず読む
  • 会社を先に決めて、そのあと窓口を探す順番にする

ナビは、知らない会社に出会うための道具としては優秀です。ただ、行きたい大手がすでに決まっているなら、ナビの表示を見る前に公式サイトを開いたほうが速くて正確です。

ナビで「受付終了」と出ていても、それが会社の答えとは限りません。もう1回だけ、社名で検索してみてください。

最新情報をLINEで受け取る

どの大手がいま受付中か、締切がいつ切れるかを、確認のたびに配信しています。登録は無料です。

公式LINEに登録する(無料)

\ 既卒から大手、あきらめる前に /

「自分の場合はどう動けばいい?」に無料で答えます

既卒OKの大手求人の探し方、空白期間の伝え方など、
記事に書ききれない個別の疑問はLINEでどうぞ。

公式LINEに登録する(無料)

しつこい営業はしません。不要になったらいつでもブロックできます。

-既卒