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リクルートエージェントは既卒に使えるのか。就職Shopの終了後、どこに行けばいいか【2026年10月】

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kota

kota(キソオテ運営者)

人材ベンチャーで20〜30代前半に特化した転職エージェントの集客責任者を務めたのち、既卒・ニート・フリーター領域のWebメディア責任者を担当。詳しいプロフィール

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既卒の就職を調べていると、「リクルートなら就職Shopがおすすめ」と書かれた記事に何度も当たります。

就職Shopは2024年12月26日に終了しています。リクルートのプレスリリースに書かれています。それでも紹介記事が残り続けているので、登録しようとして初めて気づく人がいます。

この記事では、いまリクルートのどのサービスが既卒を担当しているのか、そしてリクルートエージェントが既卒についてどう書いているのかを、公式の記載だけで整理します。

この記事でわかること

  • 就職Shopが終了した日と、その後どこに引き継がれたか
  • リクルートエージェントの公式ヘルプが既卒についてどう書いているか
  • リクルート系サービスのうち、既卒が使えるのはどれか
  • リクルートエージェントでは大手の既卒枠に届かない理由
  • リクルート自身の新卒採用が、既卒と就業経験者を受け入れていること

先に結論:登録はできる。ただし公式が「紹介の可能性は低くなる」と書いている

リクルートエージェントのヘルプに「正社員としての就業経験がないのですが、転職支援サービスを利用できますか?」という質問があります。回答は3つに分けられます。

回答の内容読み取れること
正社員としての就業経験がない人も利用できる登録は断られない
預かっている求人は即戦力を求めるものが多く、実務経験を重視する傾向にある求人側の前提が違う
正社員としての実務経験がない場合、紹介の可能性は低くなる登録できることと紹介されることは別

このFAQは2024年9月3日付で公開されています。リクルートエージェント自身が、職歴のない人に対して期待値を下げる書き方をしているということです。

これは不親切な対応ではありません。中途採用の人材紹介サービスなので、扱う求人が実務経験を前提にしているというだけです。登録してから気づくより、先に知っておいたほうが時間を守れます。

リクルートの公式ヘルプとプレスリリース(2026年10月1日確認)、および20業界231社の採用ページを1社ずつ読んだ調査(2026年9月時点)をもとにしています。

「既卒なら就職Shop」はもう使えない

就職Shopは、リクルートが運営していた既卒・フリーター向けのサービスでした。紹介される求人に書類選考がなく、面接から始められるという点が特徴でした。

リクルートのプレスリリース(2024年6月10日付)に、終了までの日程が書かれています。

できごと日付
新規の面談の受付を終了2024年6月28日
求人への新規の応募の受付を終了2024年8月30日
リクルートエージェント内に専門部署を立ち上げ2024年10月1日
就職Shopのサービスを終了2024年12月26日

すでに1年以上前の話です。それでも「就職Shopがおすすめ」と書いた記事が検索結果に残っているので、注意してください。

古い情報を見分ける目印

既卒向けのおすすめ記事に就職Shopが入っていたら、その記事は2024年より前の情報のまま更新されていません。ほかの項目も古い可能性が高いので、そのまま信じないでください。

いま既卒を担当しているのは、エントリーキャリアの専門部署

就職Shopがなくなった代わりに、リクルートエージェントの中に専門の部署ができました。2024年10月1日の立ち上げです。

この部署が対象にしているのが「エントリーキャリア」で、プレスリリースでは就職活動中の方、第二新卒の方、既卒で社員としての経験がない、もしくは短い若年層と説明されています。リクルートエージェントが独自に使っている呼び方です。

つまり、既卒の支援そのものは続いています。ただし、場所がリクルートエージェントの中に移ったということです。

書類選考がなくなるかどうかは書かれていない

就職Shopの特徴だった「書類選考なしで面接から始められる」という点が、新しい部署でも続くのかどうかは、プレスリリースに明記されていません。

書かれていないことを「続いている」とも「なくなった」とも言えないので、書類選考がないことを期待して登録するのはやめたほうがいい、というのが今わかる範囲での答えです。気になる場合は、面談のときに直接聞いてください。

公式の2つの記載を、どう読むか

ここで、一見すると食い違って見える2つの記載が並びます。

出どころ書かれていること
プレスリリース(2024年6月10日)既卒で社員としての経験がない若年層を支援する専門部署を立ち上げる
ヘルプのFAQ(2024年9月3日)正社員としての実務経験がない場合、紹介の可能性は低くなる

矛盾はしていません。支援する部署はある。ただし、リクルートエージェント全体が預かっている求人の多くは即戦力向けである。この2つが同時に成り立っています。

読む側の結論はこうなります。

あなたの状況リクルートエージェントの使い方
正社員として働いた経験がある本来の対象。中途採用の求人を厚く見られる
アルバイト経験のみ・職歴なし登録はできるが、ここ1本に賭けない。既卒を対象と明記しているサービスと並行する

リクルート系サービスの、既卒との関係

リクルートは似た名前のサービスを複数持っているので、整理します。

サービス何をするところか既卒との関係
リクナビ新卒向けの求人サイト既卒も使える。キーワード「既卒」で422件以上がヒット
リクルートエージェント中途採用の人材紹介登録可。ただし紹介の可能性は低くなると明記
エントリーキャリアの専門部署リクルートエージェント内の部署既卒・第二新卒を支援する部署
就職Shop既卒・フリーター向け(書類選考なし)2024年12月26日に終了

大手の既卒枠(新卒と同じ選考に既卒も応募できる枠)を狙うなら、この中で関係があるのはリクナビだけです。ただし、次の章のとおり、リクナビでも足りません。

大手の既卒枠には、リクルートエージェントでも届かない

大手231社のうち、応募窓口を公式サイトで確認できたのは154社でした。その内訳です。

応募窓口社数
公式サイト・自社マイページのみ90社
公式サイトとマイナビ・リクナビの両方51社
マイナビ・リクナビのみ7社
メール・電話など6社
人材紹介会社(エージェント)0社

154社のうち、人材紹介会社を応募窓口に挙げていた会社は1社もありませんでした。リクルートエージェントに限った話ではありません。大手の新卒枠という仕組み自体が、人材紹介を経由しない設計になっています。

さらに、リクナビに窓口があった会社も限られます。マイナビとリクナビを分けて数えると、リクナビが窓口だったのは5社、リクナビにしか窓口がなかったのは1社だけでした。

大手を狙うなら、リクルートのサービスをどう組み合わせても足りません。会社の公式マイページを自分で開くことになります。

リクナビに窓口があった大手5社

リクルート系のサービスで大手の既卒枠にたどり着ける可能性があるのは、リクナビだけです。154社のうち、リクナビが窓口に入っていたのは5社でした。

企業名応募資格(要旨)窓口
三菱UFJ銀行就労経験がなく応募資格を満たせば既卒も新卒採用にエントリー可能。職歴がある場合は新卒採用にエントリーできないリクナビ+公式マイページ
サイゼリヤリクナビ掲載では「既卒の方も歓迎」(2023年3月〜2025年3月卒)マイナビ・リクナビ・公式
リゾートトラスト卒業後2年以内(2025年以降卒)で、就業経験のない方自社サイト+マイナビ/リクナビ
ルートインジャパン卒業後3年以内(2024年以降卒)で、就業経験のない方マイナビ・リクナビ+自社マイページ
信越化学工業2028年3月までに卒業・修了見込みの方。既卒の記載なし公式・リクナビ・マイナビ

5社のうち、既卒の受け入れを確認できたのは4社です。信越化学工業は卒業見込みの人だけが対象で、既卒についての記載がありませんでした。

そして、この5社のうち4社はマイナビか公式サイトにも窓口があります。リクナビにしか窓口がなかったのは三菱UFJ銀行の1社だけでした。

三菱UFJ銀行は条件がはっきりしています。職歴がないなら新卒採用にエントリーできるが、職歴があるとエントリーできないと公式のFAQに書かれています。リクルートエージェントとちょうど逆の条件です。

募集の状況と締切は変わります。応募の前に、各社の公式サイトで最新の表示を確認してください(確認時点は2026年9月)。

リクルート自身の新卒採用は、既卒も就業経験者も受け入れている

231社を調べていて見つけたことです。株式会社リクルートの新卒採用の募集要項には、こう書かれています。

項目募集要項の内容(要旨)
年齢入社時に30歳以下
既卒の扱い既卒者も応募できる
就業経験就業経験があっても応募できる
入社時期2027年4月に入社できること
障がいの有無問わず応募可能。選考での配慮は応募時に記入

つまり、リクルートエージェントでは紹介が難しいと言われる人でも、リクルート本体の新卒採用には応募資格があります。入口が違うだけです。

これは特別な例ではありません。231社のうち、卒業年ではなく年齢だけを条件にしている枠が11社ありました。三井住友海上、ソフトバンク、電通、NHK、朝日新聞社、ADKホールディングス、損保ジャパン、日本テレビ、リクルート、清水建設のセミキャリア採用、サイバーエージェントです。

条件は各社の募集要項から要旨をまとめたものです。年度が変わると年齢の基準日も変わるため、応募の前に公式サイトで最新の要項を確認してください。募集の受付時期は会社ごとに異なります。

職歴がない既卒が使う入口

リクルートエージェントの公式の記載に自分が当てはまる場合、担当者をつけたいなら、既卒を対象だと明記しているサービスを選んでください。判断は1か所で足ります。トップページに「既卒」「フリーター」「就業経験なし」と書いてあるかどうかです。

第二新卒エージェントneo

公式サイトに、対象として「第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーター」と書かれています。面談は東京・大阪・名古屋・福岡の4拠点とWEBから選べ、求人の勤務地は47都道府県から絞り込めます。

  • できること:書類の添削、面接対策、中小・ベンチャーの求人紹介(無料)
  • できないこと:大手183社の新卒枠への応募。そちらは公式マイページから自分で出す必要があります

第二新卒エージェントneoの公式サイトを見る(無料)

UZUZ(ウズキャリ)

公式サイトに、対象として「第二新卒・既卒・フリーター・新卒」と明記されています。同じページに、サービス登録者253,275名、就業サポート63,110名、取引企業3,213社、入社3か月後の定着率96%という数字が公開されています。拠点は東京・大阪・旭川で、オンラインにも対応しています。

  • できること:自己分析から面接対策までを段階的に進めるサポート(無料)
  • できないこと:大手183社の新卒枠への応募

UZUZの既卒向けサポートを見る(無料)

どちらも無料です。職歴がないことを前提にした面談から始まるので、職務経歴書を求められて話が止まる、ということが起きません。

リクルートエージェントに登録すると決めた場合

正社員として働いた経験があるなら、リクルートエージェントは本来の対象です。次の順番で進めると無駄が出ません。

順番やること理由
1職務経歴を、期間と業務内容まで埋めるここが空だと紹介が動かない
2短期間で辞めた場合も、期間を正直に書くあとで食い違うと信頼を失う
3希望条件は最初は広めに出す絞りすぎると紹介が0件になる
4面談で、エントリーキャリア向けの求人があるか聞く専門部署があることは公表されている
5大手の新卒枠は公式マイページから別に出すエージェント経由では届かない

4番は、聞かないと出てこない可能性があります。エントリーキャリアという言葉はリクルートエージェントが独自に使っている呼び方なので、そのまま使って聞くと通じます。

5番も忘れないでください。大手の既卒枠の締切は10月中旬に集中します。マイページの登録だけなら5分で終わるので、面談を待つ前に済ませてしまってください。

よくある質問

就職Shopに登録しようとしたら、ページが開きません

2024年12月26日でサービスが終了しているためです。新規の面談の受付はそれより前の2024年6月28日で止まっています。

同じ支援を受けたい場合の行き先は、リクルートエージェントの中にある専門部署です。ただし、書類選考がなくなるかどうかは公表されていません。

職歴がなくても登録して大丈夫ですか

登録できます。公式ヘルプも利用できると書いています。ただし同じ回答に、紹介の可能性は低くなると書かれています。

登録すること自体に不利益はありません。ただし、連絡を待つ時間を予定に組み込まないでください。並行して、既卒を対象と明記しているサービスか、大手の公式マイページを動かしてください。

アルバイト経験は職歴として数えられますか

リクルートエージェントのFAQは「正社員としての実務経験」という書き方をしています。アルバイトはここに含まれません。

一方、大手の既卒枠のほうは「正社員としての就業経験がない方」を条件にしている会社が91社あり、この場合アルバイト経験がある人は対象内です。同じアルバイト経験が、片方では足りず、もう片方では問題になりません。

卒業して3年以上経っていますが、間に合いますか

リクルートエージェントは中途採用のサービスなので、卒業からの年数による制限はありません。

大手の既卒枠のほうも、231社のうち40社は卒業からの年数に上限を設けていませんでした。さらに、上で挙げた11社は年齢だけが条件です。3年を過ぎたら終わり、ということはありません。

まとめ:情報が1年古いまま残っている

この記事の要点

  • 就職Shopは2024年12月26日に終了。新規面談の受付は2024年6月28日で終わっていた
  • 2024年10月1日に、リクルートエージェント内へ既卒・第二新卒を支援する専門部署ができた
  • リクルートエージェントの公式ヘルプは、正社員としての実務経験がない場合は紹介の可能性が低くなると明記している
  • 書類選考がなくなるかどうかは、公表されていない
  • 大手154社の応募窓口に、人材紹介会社は0社。リクナビが窓口だったのも5社だけ
  • リクルート自身の新卒採用は、30歳以下なら既卒も就業経験者も応募できる

リクルートエージェントが悪いわけではありません。中途採用のための道具なので、中途採用を探すときに使うと強いというだけです。

そして、既卒向けの紹介記事は、1年以上前の情報のまま更新されていないものが多く残っています。就職Shopの名前を見かけたら、その記事全体を疑ってください。

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